柳ジョージ 「酔って候」など名曲、志村けんとの関係は?

80年代音楽
amazon「プレミアム・ベスト 柳ジョージ」より

こんにちは、HANAです。

2023年の10月にNHKの『NHK映像ファイル あの人に会いたい』で柳ジョージさんの特集をしておりました。

この番組の放送時は柳ジョージさんがお亡くなりなってから12年、13回忌の年だったのですね。

私は若い頃、柳ジョージさんのコンサートへ何回か観覧に行っておりました。

あのクールな歌声でちょい悪なダンディさがある柳ジョージさんの大人の魅力に憧れておりました。

今回は柳ジョージさん知らない世代のみなさんへ少しでもジョージさんの魅力を紹介したいと思います。




柳ジョージ&レイニーウッドの名曲

哀愁のある歌声の柳ジョージさんの代表曲を少しばかりですが紹介します。

先ずは、「柳ジョージ」さんを知らない世代も多いのでプロフィールから紹介

柳ジョージ プロフィール

芸名:柳ジョージ
本名:柳譲治
生年月日:1948年1月30日
身長:172cm
出身地:神奈川県横浜市
最終学歴:日本大学法学部

趣味はイラストを描くことでスタッフの似顔絵をよくいたずら描きしていたそうです。
1989年のツアーでは、自分も含めたバンドメンバー全員の似顔絵をTシャツにして販売した
アルバム『全ての夏をこの一日に…』ジャケットの、マリリン・モンローのポスターとそれを見上げている少年の絵は、本人が描いたとのこと

amazonより

パワーハウスやザ・ゴールデン・カップス、柳ジョージ&レイニーウッドなどのグループを経てソロに転向。

レイ・チャールズさんとジョイントコンサートを行ったこともありました

ハスキーな歌声と泣きのギターで「和製クラプトン」と呼ばれた柳ジョージさん
R&Bをベースにしたロックは数々のミュージシャンや芸能人に影響を与えました

柳ジョージ 「酔って候」は司馬遼太郎の影響あり

「酔って候」は1978年4月1日EP発売。

読書好きの柳ジョージさんは、売れない時代に司馬遼太郎さんの作品を読みあさっていおり「竜馬がゆく」を読み、竜馬の前のめりな生きざまに心し影響を受けていました。

大好きな司馬先生の作品「酔って候」に大酒飲みの山内容堂っていう人が出てくるのですが、柳ジョージさんは酒好きな自分と共通点を感じ、その影響で書かれた歌詞が話題となり、アルバムに収録されました。

amazon新装版 酔って候 (文春文庫)より

しかし発売直前に、曲名「酔って候」の許可を取っていなかったのに気が付き司馬遼太郎さんの自宅を訪れ、事情を説明。司馬遼太郎さんは詞を褒めてくれ許可してくれた上に、柳さんが持参した「竜馬がゆく」に直筆でサインもしてくれたということです。

柳ジョージ「 雨に泣いてる」はテレビドラマの主題歌

この曲は1978年『WEEPING IN THE RAIN』のタイトル曲で、全編英語で歌われていた曲でしたが

1979年に萩原健一さん(ショーケン)主演のテレビドラマ『死人狩り』のテーマ曲に使われるので日本語で歌い直して再録音して発売し大ヒットした曲です

このしゃがれた声、独特の節回し、ギターの上手さ!大人の魅力満載です。

ショーケンとは、1977年-1978年にショーケンが主演のドラマ「祭りばやしが聞こえる」の主題歌も柳ジョージさんの歌でした。

柳ジョージ「 青い瞳のステラ」は実話だった?

この曲が何をベースにして出来たかは名言されていませんが、実話をもとにしたものという事らしいです。

穏やかで深い愛の歌 「青い瞳のステラ 1962年夏…」  こちらの考察を参考にしてみると

「1945年、日本の敗戦後、多くのアメリカ人が戦後復興のために日本にやって来た中に、一組の初老の夫婦がいました。夫は日本の復興に貢献しましたが、やがて病に倒れ、日本で亡くなりました。彼の妻ステラは一人で日本に残り、アメリカに帰ることができませんでした。
彼女は孤独を感じながらも、日本人の少年との交流を通じて故郷を思い出し、最終的には愛する夫の眠る日本の土となりました。
その後、ステラに愛された少年の思い出から生まれた「青い瞳のステラ 1962年夏…」という歌です」

少年が大人になって、今はもういないステラに向かって語っている姿が、柳ジョージさんの歌によって目に浮かびます。


柳ジョージの死に衝撃を受けた友達は音楽界だけではなかった

柳ジョージさんが2011年10月10日に、末期腎不全のため横浜市内の病院で亡くなったことが10月14日に報じらました。享年63歳。人々は突然の訃報に悲しみを隠せませんでした。

多くの音楽関係者の方々の悲しみのコメントが報じられておりましたが、意外な方からも追悼のコメントがあり、柳ジョージさんは多くの人から慕われていたのが伝わりました。

柳ジョージと志村けんは仲の良い友達でした

柳ジョージさんと志村けんさんは飲み友達であり、「けんちゃん」「ジョーちゃん」 と呼び合われていたくらい、 仲の良かったお二人でした。

ロックシンガー柳ジョージさんの訃報に志村けんさんが「寂しい」とコメント

尊敬し合える関係にあった柳さんの死について、志村さんはブログで次のようにコメントしている。

「飲むと笑顔が可愛い。明るい人でカトチャンケンチャンごきげんテレビオープニングテーマ頼んだら 気持ちよく引き受けて下さいました。寂しい、まだ若い。ご冥福お祈り申し上げます」(ブログより引用)

短い文章ではあるが、志村さんが言葉を選んで思いをつづっている様子が伝わってくるようだ。

引用:ロケットニュース24 2011年10月14日より

柳ジョージの長年のファンだった高倉健のショック

柳ジョージさんの長年のファンという高倉健さんも、訃報を聞いて衝撃を受けた一人でした。

健さんは、テレビのニュースで知り「大きなショックを受けていた」ということでした。

 1989年 – 1990年ごろ、柳のディナーショーの開演前に突然訪ねてきて、以前から聴いていましたと言って上等なシャンパンをプレゼントしたのだという(1991年、ツアーパンフレットより)。柳は非常に驚いたが「チャラチャラしたくないので、あまり話はしなかった」とのこと。ただし、かなり足は地についていなかった様子。ちなみに柳のカラオケの十八番は「網走番外地」(1992年、ファンクラブ会報)

引用:Wikipediaより



まとめ

柳ジョージさん死去から12年経った今でも人気は根強くあり、柳ジョージオフィシャルサイトでは、昨年9月末に柳ジョージ公式ショップがオープンしました。

亡くなってからもグッズ販売コーナーがあるのは今も柳ジョージさんに惚れているファンがいる証拠ですね。

個人的な意見なのですが、柳ジョージさんの歌を聴いていると、サザンオールスターズの桑田さんとなんか共通する魅力を感じております。
本当に、これは個人的な感じ方なので、もし不快に感じる方がいたらすみません。

お二人とも魅力的な歌声だし、歌い方にも特徴あるし、曲作りもそれぞれ独自の魅力を打ち出しているから音楽に対する取り組み方も似ているなぁと思います。

柳ジョージさんを知らなかった世代の方にも、少しは柳ジョージさんの男らしい大人の魅力が伝わったでしょうか。

 

 

 

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