こんにちはHANAです。
夏の音楽といえば、誰もが口にするサザンオールスターズ(通称:サザン)の楽曲。
「勝手にシンドバッド」で鮮烈デビューし、「チャコの海岸物語」「真夏の果実」「TSUNAMI」など、数々の夏の定番曲を世に送り出し、私たちの心に深く刻まれています。
サザンの音楽は、ただ夏の情景を描くだけでなく、人々の生活や感情を鮮やかに描き出しています。
今回は、なぜ、サザンの音楽はこれほどまでに夏のイメージと結びつくのかを探ってみたいと思います。
サザンオールスターズの夏歌~その1~「勝手にシンドバット」
1978年に発売され頃は、今までに存在しない独特な歌詞とアップテンポなリズムに桑田さんのあの歌い方に衝撃!
サザン「勝手にシンドバッド」タイトル由来、志村けんとの関係の新事実
タイトルも、当時ヒットしていた沢田研二さんの『勝手にしやがれ』とピンク・レディーさんの『渚のシンドバッド』をくっつけたとものだと思っていたら発売から何十年も経過した2020年に新事実が桑田さんから語られました。
2020年4月4日、桑田佳祐さんがパーソナリティーを務めるTOKYO FM「桑田佳祐のやさしい夜遊び」で、3月29日に新型コロナウイルスによる肺炎のため亡くなった志村けんさんを追悼。
「勝手にシンドバッド」のタイトルは、志村さんが「8時だョ!全員集合」で流行らせたギャグ「勝手にシンドバッド!」からインスピレーションを得たものだと告白。
志村さんのギャグを自分の曲に取り入れたことを「パクリのパクリ」と表現し、この「パクリ」がなければ、サザンは今の自分たちにはなっていなかったと語り、志村さんの才能に改めて感謝していると語っておりました。
ありました‼今の時代は何でも残っているものですね。
いやぁ~懐かしい‼ ジュリーも若いしカッコいい♡ やっぱり志村けんさんは面白くて偉大です。
桑田さんは、曲が出来上がった時に、これを思い出しタイトルつけたんだね、そりゃ、インパクト強いはずです。
サザン「勝手にシンドバッド」がTVに歌詞テロップ挿入第1号?
この曲は非常にテンポが速く、歌詞が詰まっているため、聞き取りにくさを感じやすいです。
今でこそ放映される曲に対して歌詞テロップを出すのは自然になっていますが、サザンの早口言葉で何を歌っているのか分からないこの楽曲の聞き取りにくさから始まったとされています。
サザン「勝手にシンドバッド」の魅力
リリース当時から根強い人気を誇り、ライブでも欠かせない1曲です。
サザンがデビューした年、大学の学園祭でこの曲しか持ち歌がなかったせいか何度か聴きました。
この頃のサザンオールスターズは、まだ学生アマチュアバンドのようなのりで活動していましたが、会場を盛り上げるには最高の楽曲でした。
会場は秋なのに、サザンの夏仕様のファッションと会場内の盛り上がった熱気で夏を感じ、私には夏の想い出となった曲でした。
この学園祭の後に発売された雑誌で、アン・ルイスさんと対談した桑田さん
この学園祭の時に取材したのかな?て、遥か昔のことを今ふと感じている私です。
桑田は『mimi』1978年12月号のアン・ルイスとの対談で、アンに「『勝手にシンドバッド』って曲、お祭りっぽくって好きなの(笑い)」と褒められたため、つい「スティーヴィー・ワンダーの『Another Star』に似てるでしょう」と答えたが、「どこからああいう不思議な曲が生まれてくるのかねえ…」と言われたため、「16ビートに日本語乗っけてる曲ってあんまりないから、変わって聞こえるんじゃないかなあ」と答えた
引用:Wikipediaより
サザンオールスターズの夏歌~その2~「真夏の果実」
1979年に3作目のシングルとして「いとしのエリー」をリリースし、パワフルかつコミカルでエッチなサウンドのイメージできていたサザンでしたがバラードも聴かせてくれるグループだと証明。
そして1990年、バラードの名曲「真夏の果実」が生まれました。
個人的に一番好きなサザンの曲です!
夏の終わりの切ない時期を思わせる歌詞とメロディで、今も多くの人々に愛されています。
この曲は、映画『稲村ジェーン』の挿入歌としても使用され、情感豊かな桑田さんのボーカルが印象的です。
青春や恋の儚さを感じさせるこの楽曲は、今も聴く人の心に深く響く魅力があります。
サザン「真夏の果実」歌詞
何といっても歌詞がイイ‼
涙があふれる悲しい季節は
誰かに抱かれた夢を見る
泣きたい気持ちは言葉に出来ない
今夜も冷たい雨が降る
こらえきれなくてため息ばかり
今もこの胸に夏は巡る四六時中も好きと言って
夢の中へ連れて行って
忘れられない Heart & Soul
声にならない
砂に書いた名前消して
波はどこへ帰るのか
通り過ぎ行く Love & Roll
愛をそのままにマイナス100度の太陽みたいに
身体を湿らす恋をして
めまいがしそうな真夏の果実は
今でも心に咲いている
遠く離れても黄昏時[たそがれとき]は
熱い面影が胸に迫る四六時中も好きと言って
夢の中へ連れて行って
忘れられない Heart & Soul
夜が待てない
砂に書いた名前消して
波はどこへ帰るのか
通り過ぎ行く Love & Roll
愛をそのままにこんな夜は涙見せずに
また逢えると言って欲しい
忘れられない Heart & Soul
涙の果実よ引用:サザンオールスターズ楽曲「真夏の果実」より
青春時代が蘇りますよね、何回聴いても涙が溢れそうになる名曲です。
アップテンポの夏の曲ではなくゆったりとしたアコースティックサウンドのバラード曲です。
切ない歌詞と美しいメロディで、茅ヶ崎の海を舞台に、夏の切ない情景とともに儚く美しい夏の恋を描いて、それが桑田さんが歌うからこそ、視聴する人に響いてくる夏の名曲なんです。
夏と言えばサザン!サザンと言えば夏!と言われる理由
海や太陽、青春といった夏のキーワードが含まれていて、明るいメロディとリズミカルなサウンドで聴く人の心に夏の思い出や高揚感を呼び起こす数々の夏の定番曲を世に送り出しているサザンオールスターズ。
サザンの夏歌は、アップテンポで明るいサウンドが奏でる高揚感と爽快感
湘南の海を舞台にした楽曲の数々。
サザンの音楽は、聴く者の心を躍らせるようなアップテンポで明るいサウンドが特徴で、思わず踊り出したくなるようなリズムは、夏の開放感を表現し、私たちの心に高揚感を与えてくれます。
また、ライブでの熱狂的な演奏は、聴衆を一体化させ、夏の暑さを吹き飛ばすような爽快な体験を提供してくれます。
サザンの夏歌は歌詞に込められた夏のエッセンスが魅力
サザンの歌詞には、海、太陽、青春、恋など、夏の象徴的な言葉が数多く登場します。
これらの言葉は、私たちの心に夏の記憶を呼び起こし、ノスタルジックな感情を掻き立てます。
切ない恋心や、甘酸っぱい青春など、サザンの歌詞は、普遍的なテーマでありながら、同時にそれぞれの心に響く個人的な物語でもあります。
サザンのライブが織りなす夏の記憶
サザンのライブは、夏の風物詩として定着しており、多くのファンにとって忘れられない思い出となっています。
野外でのライブは、太陽の下、大勢の観客と一緒に音楽を楽しむ特別な体験です。ライブ会場に響き渡る大合唱や、メンバーとの一体感は、夏の熱気をさらに高め、忘れられない夏の思い出を創出します。
サザンの「夏歌」10選
世代を超えて愛されるサザンの夏の歌は、たくさんありますが、少しだけ紹介します。
涙の海で抱かれたい~SEA OF LOVE~: 切ないながらも夏の恋心を歌った名曲。 チャコの海岸物語: 様々な音楽要素を取り入れた幅広さを示す一曲。 エロティカ・セブン EROTICA SEVEN: 夏の夜のムードを盛り上げるナンバー。 夏をあきらめて:聴く人の心に夏の終わりの物悲しさを呼び起こします。 HOTEL PACIFIC: ハワイアンな雰囲気が漂う爽快な曲。 希望の轍: 青春時代の友情や夢を歌った感動的な曲。 いなせなロコモーション: 夏のドライブにぴったりのアップテンポな曲。 みんなのうた…ライブで客席に水を撒く曲、定番の曲。 OH!! SUMMER QUEEN ~夏の女王様~: 夏のビーチで踊りたくなるような楽しい曲。 TSUNAMI…夏の切ない恋心を、力強いサウンドと繊細な歌詞で表現。 |
読者のみなさんの夏の想い出の曲はありましたか?それぞれ夏の想い出が詰まった曲は違うでしょうが、これからもサザンの音楽は、私たちの夏の記憶に彩りを添え続けてくれるでしょう。
まとめ
サザンの音楽は、若い世代から年配の世代まで、幅広い層に愛されています。
その理由は、時代を超えて普遍的なテーマを歌っているからでしょう。
恋、友情、人生など、誰もが共感できるテーマを、キャッチーなメロディと心に響く歌詞に乗せて表現することで、サザンの音楽は世代を超えて愛される存在となったのです。
そして、サザンの音楽が夏の代名詞となった理由は、湘南という具体的な場所を舞台にした楽曲、アップテンポで明るいサウンド、心に響く歌詞、そしてライブでの熱狂的な体験など、多岐にわたります。
サザンの音楽は、単に夏の情景を描くだけでなく、私たちの心に夏の想い出や感情を呼び起こし、特別な時間を共有できるような、普遍的な魅力を持っています。
これからもサザンの音楽は、たくさんの人々に夏の想い出を作り続けてくれるでしょう。
お時間ある時には、こちらも覗いてみて下さい。
コメント