1974年の出来事で興味あるのは…「私は今日引退しますが、わが巨人軍は永久に不滅です」と言ってミスタージャイアンツと呼ばれた長嶋茂雄さんが1974年10月14日に現役を引退したこと。

今では全国至る所にあるセブン-イレブンが、東京都江東区に第1号店を出店したこと

ハローキティ誕生！キティちゃんもそろそろ誕生から半世紀になるのでね。

夢追う少女の歌から、大人の恋の艶歌、アイドル歌謡…様々なベストヒット曲をお楽しみください。

1974年のヒット曲、年間ベスト１０

• 1位　殿さまキングス「なみだの操」／　６位「夫婦鏡」

1972,1973年と音曲漫才「ぴんからトリオ」が大ブレイクしました。

打倒ぴんからを目指して「西のぴんから、東の殿キン」と評価されていたコミックバンドの「殿さまキングス」に白羽の矢が当たりました。

『なみだの操』は『女のみち』と対の存在のように扱われることも多いとも言われますが、共通点としては女性の弱さをド演歌調に歌い上げているところです。

『夫婦鏡』では出だしから♬たとえ死んでもいいわ あなたのためなら…♪とくる、「あなたのためなら」のフレーズが結構出てくる、これだけ思われている男性て幸せですね。

どちらの曲も、まだ大人の世界を知らない1974年の私には理解できませんでした。

「夫婦鏡」EP盤画像amazonより

• ２位　小坂明子「あなた」

ド演歌は理解できなかった私ですが、小坂さんと同年代の私にはピッタリの曲でした。

勉強しながら、マンガ読みながら、湯船につかりながら…乙女チックな夢を歌っておりました。

1973年の第6回ヤマハポピュラーソングコンテストに小坂は16歳で出場し、グランプリを獲得。

また1973年11月には第4回世界歌謡祭にて最優秀賞・グランプリを受賞しています。

• ３位　 中条きよし「うそ」

作詞の一部は、作詞者・山口洋子自身が経営していた店の、「ホステスが自分の彼氏の家に行ったら、口紅がついたたばこの吸い殻があった」という実話が元になっているという。
ホステスの気持ちを上手くくすぐり大ヒットに繋がった。
ジャンル的には演歌ながら、16分音符が多用され、詰め込まれた構成になっている

引用：ウィキペディア（Wikipedia）

♬折れた煙草の吸殻で～♪と始まる歌いだし、やはり夜の世界の方々に反響大きかったみたいです。

中条さんイケメンですから、女性ファン多かったです。

必殺シリーズでもカッコよかったですよね！

amazonより

でも容姿だけではなく、全日本歌謡選手権を10週勝ち抜いた実力のある方ですからヒットも納得できます。

4位　中村雅俊「ふれあい 」

この歌は、当時人気のあった青春ドラマシリーズで中村さんが主演の最終作品の挿入歌でした。

のちにこの楽曲をモチーフに中村さん主演で映画も製作されるほど大ヒットした作品です。

中村さんの優しい歌声に癒されながら中村さんが演じた沖田先生を懐かしく思い出します。

5位 フィンガー5「恋のダイヤル6700 」／10位　「 学園天国」

沖縄県出身の5人兄妹が踊りながら歌う『フィンガー5』

1960年代から海外でも『オズモンズ』、『ジャクソン5』など、兄弟ユニットが流行っていましたからフィンガー5も「ジャクソン5」をモチーフに結成したのではないでしょうか。

12歳の晃くんがトレードマークの大きなサングラスをかけハイトーンボイスで圧倒的な歌唱力で歌い上げていました。

「学園天国」は小泉今日子など沢山の歌手の方々がカバーしておりますが、本家本元はフィンガー5です。

7位  渡哲也　「くちなしの花」

この曲が海軍飛行予備中尉・宅島徳光の遺稿集『くちなしの花』がきっかけになって作られたものだと作曲した遠藤実さんが日本経済新聞に連載した『私の履歴書』で語っていました。

　……ポリドールから「渡哲也さんの曲を書いてほしい」という話がきたのは四十八年のことだった。不思議なことにタイトルだけは先に決まっていた。「『くちなしの花』です」と山口光昭ディレクターは言う。　もともと山口さんは著名人に戦没学徒の遺書を朗読してもらう企画を進めていた。その依頼に行った作家の曾野綾子さんから見せられたのが、宅島徳光（のりみつ）海軍飛行予備中尉の遺稿集『くちなしの花』。その中に恋人を思って綴った詩があった。
「俺の言葉に泣いた奴が一人
俺を恨んでいる奴が一人
それでも本当に俺を忘れないでいてくれる奴が一人
俺が死んだらくちなしの花を飾ってくれる奴が一人
みんな併せてたった一人……」
（大光社刊『遺稿くちなしの花』から）…

引用：日本経済新聞に連載した『私の履歴書』

別れた女性を気遣う男性の優しい気持ちは感じられる曲ですが、何となくさみし気な気持ちになるのは、24歳の命を空に散らせた若きパイロットの詩が根底にあったからなんのでしょうか。

「くちなしの花」EP盤画像Yahooショッピングより

8位  西城秀樹　「激しい恋」

新御三家の一人、西城秀樹さん登場です！

この出だしがこの年、流行りました。

♬やめろと言われても～

 

 

 

♡ヒデキ～‼♡

激しいアクションと情熱的な歌い方で、ワイルドなヒデキをアピールしておりました。

「激しい恋」EP画像amazonより

9位  布施明「積木の部屋」

布施さんは、とにかく歌が上手い‼

優しそうに歌いながらも心に残るほど強いインパクトある歌唱力。

「神田川」の内容に似た若い恋人の別れを歌っていますが、若さゆえの未熟さ、この時代の歌詞は情景が伝わってきました。

「積木の部屋」EP盤画像amazonより

現在、国会議員になった人は誰？

２０２２年7月参議院議員選挙にて、日本維新の会の比例代表として初当選を果たしたのが、１９７４年の年間ヒットチャートベスト10に入っている中条きよしさん。

しかし、当選後の２０２２年１１月、不適切な言動があったりして残念なことに芸能活動を終了しています。

２０２３年になっても年金問題で騒動を起こしました。

「『うそ』は歌だけ」維新 中条参院議員 年金未納報道で報告へ

年金の保険料およそ750万円を納めていないと指摘した週刊誌の報道をめぐり、日本維新の会の中条きよし参議院議員は、事実関係を確認して党に報告する考えを示しました。

先週発売の「週刊文春」は、日本維新の会の中条きよし参議院議員が数十年にわたって年金保険料を納めておらず、金額は合わせておよそ750万円になると指摘しました。

中条議員は、国会内で記者団に対し「今、事実関係を確認していて、藤田幹事長に報告することになっている」と説明しました。

そのうえで「お騒がせするが、私はうそをつかないから大丈夫だ。逃げも隠れもしない。『うそ』は歌だけだ」と述べました

引用：2023年1月23日 NHK　WEBニュース

折角の名曲を…こんな風に使われたくなかったですね。