数年前から人気が出てきている「シティポップ」
現在もTVやラジオ等で紹介されています。
「シティポップ」て何?と思っている人もいるのではないでしょうか。
日本のシティポップについて少し調べてみました。
「シティポップ」とは?
シティ・ポップ (city pop) は、1970年代後半から1980年代にかけて日本で制作され流行した、ニューミュージックの中でも欧米の音楽の影響を受け洋楽志向の都会的に洗練されたメロディや歌詞を持つポピュラー音楽の呼称。
シティ・ポップの主要なアーティストの多くがシンガーソングライターである。
ジャンルというよりもムードを表す言葉であったともされ、もっぱら日本語で歌われていた点も特徴としてあげられる引用:出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
邦楽「シティポップ」は、決まったスタイルのサウンドは無く、明確な定義もないのですが、ジャンルよりも大事な要素としては、「街」「高速道路」「夜景」「リゾート」などのワードが含まれ「都会的」で、歌詞やタイトルに英語やカタカナが入って「洗練された」というムードを重視している音楽なのです。
シティポップ の名曲とアーティスト、人気ランキング
名曲 アーティスト
♣2023年7月15日TBS放映「音楽の日」で紹介されていたのは
- 松原みき(まつばら みき)『真夜中のドア』
ほんと!【時代は繰り返す】今聴いても、ちっとも違和感ないですよね。
- 大橋純子(おおはし じゅんこ)『シンプル・ラブ』
小柄な体なのにあの歌唱力で魅了してくれました。
『シルエット・ロマンス』『たそがれマイ・ラブ』も私は大好きです。
彼女の体調が心配です、ゆっくり休んで治療に専念してもう一度、あの美しい歌声を聞かせてほしいものです。
弊社所属の大橋純子をいつも応援していただき誠に有り難うございます。2018年に食道がんを患い休養後、2019年より活動を再開しておりましたが、定期検診をする中、再発していることが判明いたしました。2023年も様々な公演を控える身ではございますが、医師の診断と先々の音楽人生のことを鑑み、大変残念ではございますが4月以降の公演を中止させていただき、暫くの間療養に専念させていただくこととなりました
引用:大橋純子Official site – Junko Ohashi
- アン・ルイス『恋のブギ・ウギ・トレイン』
10年前の2013年に芸能界から引退しましたが、現役時代はバラードから歌謡ロックまで何で も歌いこなせる方でした。
♣2023年2月27日NHK放映「あさイチ」で紹介されていました。
こちらでも松原みき『真夜中のドア〜stay with me〜』は紹介されていました。
- 竹内まりや(たけうち まりあ)『プラスティック・ラブ』
ご主人の山下達郎(やました たつろう)さんもシティポップの音楽アーティストとして名があがる一人です。
彼女の代表曲は80年代にもたくさんありますが、若い人たちにはこの曲が人気なようです。
- 亜蘭知子(あらん ともこ)『Midnight Pretenders』
『ビートたけしのTVタックル』の初代パーソナリティのお姉さんです。
この曲は1983年5月にリリースしたアルバム『浮遊空間』の中の1曲で、海外で日本のシティポップが注目されることに伴い高く評価されて人気が出てきました。
- 泰葉(やすは)『フライディ・チャイナタウン』
サビから始まる歌い出だしの、起伏あるメロディが特徴のこの曲ですが、シンガーソングライターの泰葉さんの作曲です。
人気ランキング
♣「あさイチ」放映中に視聴者から募集した今聴きたい80年代シティポップランキング
第1位 | 大滝詠一(おおたき えいいち) | 君は天然色 |
第2位 | 寺尾聰(てらお あきら) | ルビーの指環 |
第3位 | 稲垣潤一(いながき じゅんいち) | ドラマティック・レイン |
第4位 | 松原みき(まつばら みき) | 真夜中のドア〜stay with me〜 |
第5位 | 荒井由実(あらい ゆみ) | 中央フリーウェイ |
・第1位の大瀧詠一『君は天然色』は、皆さん一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
42年前の曲ですが発売以降最近まで、ビールや目薬や車のCM、映画や番組のOPテーマやEDに使用されたりしています。
・第2位の寺尾聰『ルビーの指輪』、「ザ・ベストテン」という音楽番組で、12週連続1位という最長記録を樹立し記念して作られた椅子があったのを記憶しています、ちなみに、この記録は放送終了まで破られませんでした。
・第3位の稲垣潤一『ドラマティック・レイン』こちらもCMソングでした、稲垣の独特な声質が曲をさらに都会的に感じさせてくれました。
余談ですが、この曲の作詞は女性アイドルグループのプロデュースを手掛けるので有名な秋元康(あきもと やすし)さんで、彼にとっても初のヒット曲となり、作詞印税でBMWを購入し、「ドラマティック・レイン号」と名付けて乗っていたエピソードがあります。
・第4位の松原みき『真夜中のドア〜stay with me〜』は、もう何度も登場しています。
話題のYouTubeの再生回数ですが、思わず1,10,100,1000…と桁数を数えてしまいます。
・第5位荒井由実『中央フリーウェイ』、若い人達の中には、荒井由実て誰?と思う人もいるかもしれませんが、松任谷由実(まつとうや ゆみ)と同一人物ですよ。
東京在住の私、この曲に出てくる競馬場とビール工場の光景は中央高速で出かける時に「ここ!ここ‼」と府中を通過する時、キョロキョロします、ドライブに最適な曲ですね。
日本の「シティポップ」が海外で人気なのはなぜ
サブスクリプション型のストリーミングサービスが普及した2010年代中盤以降、日本のシティポップは韓国、香港、インドネシアやマレーシアなどのアジアを中心に、世界的に人気が広がっています。
松原みき『真夜中のドア〜stay with me〜』は、インドネシア人歌手Rainychによってカバーされ、TikTok動画のBGMに使用されたりして海外で話題になり、海外のリスナーからは日本語も英語に変えずそのまま歌い、邦楽シティポップとして人気が高まってます。
このブログでYouTubeへリンクしている『真夜中のドア〜stay with me〜』は3年前にレコードジャケットの画像だけで公開されて1.1億回視聴されています。
2年前にこちらのイラスト動画が新しく公開されましたが、もう2170万回視聴されていて、コメント欄、英語が多いです。
海外の方がたくさん見ていて人気があるのがわかりますね。
リバイバルでこんなに人気が出ている松原みきさんですが、2001年にがんを告知され、闘病するも、2004年10月7日に子宮頸癌のため44歳の若さでこの世を去りました。
世界的にこんなにヒットしている今の様子を見せてあげたかったです。
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