学生の頃、下宿先で聞いていたラジオから流れてくるユーミンの「ひこうき雲」を聞いて今までにないメロディと声に衝撃を受けました。
あれから50年。
時代と共に変化する日本のポップス界の中で常に名曲を生み出しているユーミンの魅力をさぐってみました。
荒井由実と松任谷由実の違いは?
荒井由実を知らない世代の人には、荒井由実と松任谷由実は別人なの?と思う人もいたのではないでしょうか。
その答えを、本人が電波を通して出しておりました。
2022年の第73回NHK紅白歌合戦で【松任谷由実 with 荒井由実】として出場。
若い頃から比べると、声色も変わり別人のように見えますが、荒井由実と松任谷由実が同じ人だということの証です。
荒井由実の歌声をAI技術で再現して現在の松任谷由実と一緒に「Call me back」を歌う。
時空を超えた本人コラボでした。
荒井由実の結婚はいつ?
1972年に「返事はいらない」で荒井由実としてデビュー。
1976年11月29日、松任谷正隆と横浜山手教会にて結婚。
松任谷由実として活動をスタートしました。
「荒井由実」として有名になっていたのに、結婚したから名前を変えるということは、珍しいことでした。
ユーミンは「荒井由実っていう名前のままでも良かったんだけれど、“松任谷”っていう方が名前がカッコイイ気がしたっていう、単純な理由。3文字の威力に“これは変えてみたいな”って。愛情の問題とはまた別次元で。ちょっと遊び心」と茶目っ気たっぷりに“芸名”変更の理由を明かした。
スポニチ Sponichi Annex 芸能[ 2023年1月21日 ]より
荒井由実 の曲、一覧
荒井由実、シングル盤
「ひこうき雲」や「やさしさに包まれたなら」がオリコンでは200位県内に入らずとは意外でした。
楽曲 | 発売日 | オリコン順位 |
返事はいらない 空と海の輝きに向けて |
1972年7月5日 | 200位圏内に入らず |
きっと言える ひこうき雲 |
1973年11月5日 | 200位圏内に入らず |
やさしさに包まれたなら 魔法の鏡 |
1974年4月20日 | 200位圏内に入らず |
12月の雨 瞳を閉じて |
1974年10月5日 | 最高位188位 |
ルージュの伝言 何もきかないで |
1975年2月20日 | 最高位45位 |
あの日にかえりたい 少しだけ片想い |
1975年10月5日 | 最高位1位 |
翳りゆく部屋 ベルベット・イースター |
1976年3月5日 | 最高位10位 |
荒井由実、アルバム
- 1st『ひこうき雲』1973年11月20日発売。
ひこうき雲はジブリの映画【風立ちぬ】の主題歌にも使用されました
ユーミンの亡き友達から影響を受けて制作した作品だそうです
聴いていると青空が頭の中に広がり、なんとなく切なくなるのもそのせいでしょうか。
(A)1ひこうき雲 2曇り空 3恋のスーパーパラシューター 4空と海の輝きに向けて 5きっと言える
(B)1 ベルベット・イースター 2 紙ヒコーキ 3 雨の街を 4 返事はいらない 5 そのまま
6 ひこうき雲(short version)
- 2ndアルバム『MISSLIM』(ミスリム)1974年10月5日発売。
やさしさに包まれたならはジブリの映画【魔女の宅急便】でエンディングに使用されました。
歌詞が映画とマッチしていて映画の余韻も倍増でした。
海を見ていた午後を聴いていると、今も時々思うのですがユーミンの聖地である横浜の山手にあるドルフィンで一人静かにソーダ水を飲みたいなぁ…と感じます。
(A)1 生まれた街で 2 瞳を閉じて3 やさしさに包まれたなら 4 海を見ていた午後 5 12月の雨
(B)1あなただけのもの 2 魔法の鏡 3 たぶんあなたはむかえに来ない 4私のフランソワーズ 5 旅立つ秋
- 3rdアルバム『COBALT HOUR』(コバルト・アワー)1975年6月20日発売。
ルージュの伝言はジブリの映画【魔女の宅急便】でオープニングに使用されました。
軽やかな音楽で光景が目に浮かぶ楽しい曲ですね。
一説によると歌詞の中に出てくる「あの人」は矢沢永吉さんをモデルにしているとか、永ちゃんを想像しながら聴きなおすのも良いかも。
卒業写真は卒業SONGとして定着しております。
ハイ・ファイ・セットのデビュー曲に提供しましたがユーミンもこちらのアルバムに収録しました
雨のステイションは、JR青梅線「西立川駅」をイメージして作られたようで
西立川駅の発車メロディーに使用されていたり、歌碑が西立川口に建立されています。
(A)1 COBALT HOUR 2 卒業写真 3 花紀行 4 何もきかないで 5 ルージュの伝言
(B)1航海日誌 2CHINESE SOUP 3少しだけ片想い 4雨のステイション 5 アフリカヘ行きたい
- ベストアルバム『YUMING BRAND』(ユーミン ブランド)1976年6月20日発売
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
(A) 1 あの日にかえりたい 2 少しだけ片想い 3 やさしさに包まれたなら 4 魔法の鏡 5ルージュの伝言
(B) 1 12月の雨 2 瞳を閉じて 3 きっと言える 4 ベルベット・イースター 5 翳りゆく部屋
- 4thアルバム『14番目の月』 1976年11月20日発売。
荒井由実、独身時代最後のアルバムです。
中央フリーウェイは若い頃、ドライブする時、必ず流しておりました。
中央高速を走ると、右に府中競馬場・左にサントリー
速度を落として走ってもらいたい場所でした。
(A)1 さざ波 2 14番目の月 3 さみしさのゆくえ 4 朝陽の中で微笑んで 5 中央フリーウェイ
(B)1 何もなかったように 2 天気雨 3 避暑地の出来事 4 グッド・ラック・アンド・グッド・バイ
5 晩夏(ひとりの季節)
最後に荒井由実サウンドのメドレーをお楽しみください。
まとめ
荒井由実と松任谷由実、同じ人物でありながら、全く異なる魅力を持つアーティストと言えるでしょう。
荒井由実時代は、瑞々しい感性と叙情的な歌詞で、多くの若者の心を掴みました。
その音楽は、時代を超えても多くの人に愛され続けています。
一方、松任谷由実時代は、より幅広い音楽性を取り入れ、大人の恋愛や社会風刺など、より深みのある作品を発表しています。
その圧倒的な歌唱力と表現力で、多くの人々を魅了し続けています。
ユーミンの音楽は、時代や性別を超えて多くの人々に愛されています。その魅力は、何と言ってもその圧倒的なメロディーセンスと歌詞の力でしょう。
そして、ユーミン自身の温かい歌声も、その魅力の一つです。
これからも、ユーミンは様々な形で人々を魅了し続けていくことでしょう。
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