『アリスコンサート2024　alice forever アリガトウ』セトリ、ライブレポ

こんにちはHANAです。

アリスが、昨年10月8日に亡くなったメンバー谷村新司さんの一周忌を迎え、≪谷村新司追悼特別企画≫『アリスコンサート2024　alice forever アリガトウ』日本武道館公演が２０２４年９月１８日に開催されました。

今年の２４時間テレビを見て「あ～、やっぱりチンペイさん（谷村さん）はいなくなったんだぁ」と感じました。
「もう一度逢いたい！」と思い集まったファンの心を満たしてくれた公演のライブレポをお届けします。



『アリスコンサート2024　alice forever アリガトウ』セトリ

この日の為に作成したセトリ！
客席の電気が消えて「夏の終わりに」のイントロが流れサンズバンドが登場
そしてメンバーが登場して幕開けは…

01.冬の稲妻
02.今はもう誰も
03.BURAI
04.LIBRA-右の心と左の心-
05.あの日のままで
06.やさしさに包まれて
07.走っておいで恋人よ
08.あなたのために
09.ユズリハ（ベーヤンさんのコーナー）
10.あなたがいるだけで（キンちゃんのコーナー）
11.それぞれの秋（チンペイさんのコーナー）
12.秋止符
13.夢去りし街角
14.涙の誓い
15.ジョニーの子守歌
16.エスピオナージ
17.狂った果実
18.帰らざる日々
19.遠くで汽笛を聞きながら
(アンコール)
20.チャンピオン
21.GOING HOME

約２時間、７８００人を前に２１曲を３人でパワフルに歌い上げてくれました。
まさに“3人”でのライブでした！
チンペイさん（谷村さん）の声と映像を抜き出して生バンドとシンクロさせた業界的にも初の試みだったようです。
しっかりとはもっているし、
映像が残っていると、こんなことが出来るのですね！

2曲目の「今はもう誰も」時点で「なんでおまえは逝ったんだ。胸がいっぱいになってしまう」とべーやんさん（堀内さん）が涙ぐんで話すと、もうこちらまで涙ぐんでしまうほどでした。

そしてこの歌を聴くと、どうしても心が泣いてしまいます。
「遠くで汽笛を聞きながら」
チンペイさんがいなくなった寂しさが倍増します。



アリス コンサート2024、メンバー３人のステージでした！

座席に置かれていたパンフレット
こちらには、今回の公演に関してのべーやんさん（堀内さん）ときんちゃん（矢沢さん）の想いが綴られています。

アリスコンサート2024alice forever アリガトウ

パンフレットをめくると３人の笑顔が飛び込んできます。

アリスコンサート2024alice forever アリガトウ

この赤いベストのチンペイさん（谷村さん）、今回のシンクロ出演の衣装でした。
今回もステージのチンペイさんの場所には、マイクスタンドとギターが置いてありました。

その場所にスポットライトがあたり、チンペイさんがそこにいない現実を感じ、寂しさがこみ上げることもありました。

アリス、メンバー３人のプロフィール

アリスをあまりよく知らない方のために、今更ですがメンバーを紹介します。
先ほどから、愛称で紹介していましたが、このメンバーにはそれぞれ愛称がありますのでご確認くださいね。

アリスコンサート2024alice forever アリガトウ

谷村新司

1948年12月11日生
ボーカル＆ギター担当
愛称｢チンペイ｣。
Alice活動停止以降もソロ歌手として活動。自身の代表曲として｢昴｣､｢群青｣を持ち､他アーティストへの楽曲の提供としても｢いい日旅立ち/山口百恵｣｢サライ/加山雄三｣など数多くのヒット曲を提供。

矢沢透

1949年2月6日生
ドラム＆パーカション担当
愛称｢キンちゃん｣。
Alice活動停止以降は都内の人気飲食店を経営。
並行して｢HUKUROH｣のメンバーとして音楽活動も継続。

堀内孝雄

1949年10月27日生
ボーカル＆ギター担当。
愛称｢べーやん｣。
Alice活動停止以降もソロ歌手として活動。
ソロの代表曲｢愛しき日々｣､｢恋唄綴り｣､｢影法師｣など多数。

引用：https://alice1972.com/profileより

アリスコンサート、3人でステージを届けた！

生前のチンペイさん（谷村さん）の歌声と映像を、べーやんさん（堀内さん）とキンちゃん（矢沢さん）の演奏とシンクロさせ、まるで3人でステージにいるかのような演出を行いました。

映像が残っていたらこんな演出ができるんだとひたすら感心するのみでしたが、ここまで仕上げるには関係者の方々の大変な努力があったのでしょうね。

映像に登場した谷村さんの呼びかけに、べーやんさんが涙を流すなど、メンバーの深い友情が感じられる場面も。

歌だけでなく、チンペイさんMCぶりも再現！
優しい声で面白おかしく語りかけてくれるチンペイさんが戻ってきました。
チンペイさんの歌声やトークが再び会場に響き渡り、観客を感動させていました。

 



アリス コンサート2024、日本武道館での特別な公演

アリスは日本武道館での公演を数多く経験しており、今回は約5年ぶりの3人でのステージとなりファンにとって特別なものであることが強調されていました。

1978年に初めて単独で武道館に立ち、日本人アーティスト初の武道館3日連続公演を成功させた歴史もあります。
その時の想い出をベーやんさんが語っておりました。

堀内は「緊張していたんでしょうね」と初武道館は3人で本番前におなかを壊したことを笑いながら振り返った。さらに開演前から3人でせり（舞台の床の一部を昇降させる）に隠れ続けたのはいい思い出。「せりが低かったのでお客さんが入る前から（しゃがんで）隠れないといけなかった。そうしたら3階席から見えてたって話だった（笑）」と振り返った。

引用：9/18 21:30 デイリースポーツ芸能より

 

アリス コンサート2024、日本武道館の会場の雰囲気は？

故人を偲ぶ厳粛な雰囲気の中にも、大きな拍手と歓声が上がり、ファンとアーティストが一体となってチンペイさんを偲ぶ温かい空気に包まれておりました。

私は１階席東の席でした。
ステージからはやや斜めでしたが、しっかり見えました。
アリーナ席のファンの皆さんのペンライトの美しさや盛り上がり方が目の前にド～ンと広がり圧巻でした。

アリスコンサート2024alice forever アリガトウ

アンコール曲はチンペイさんの「みんな、行くぞ～！」という掛け声で「チャンピオン」
もう会場のボルテージはMAX！

アンコール2曲目は「GOING HOME」
みんなで一緒に歌いました♪

アンコール曲を歌い終えたベーやんさんとキンちゃんは握手して熱いハグを交わしておりました。
その背後のスクリーンには、東京ドームでの公演の様子が映し出され、手を握りあい、固く抱き合う3人の映像が流れていました。

そして静かに流れる「GOING　HOME」のBGMは余計に涙を誘っておりました。
会場のあちらこちらから「ありがとう！」のかけ声。
この声はチンペイさんにも届いているんだろうなぁ。



アリス コンサート2024へのメンバーの思い

♠堀内孝雄さん
今回のライブに特別な想いを抱き、ファンへの感謝とチンペイさんへの複雑な感情を語っています。
メンバーへは愛おしさ、アリスはべーやんさんの誇りだそうです。

22年に活動50周年記念ライブを行い、「ここからリスタートして10年続けよう」と3人で立てた目標もあった。堀内は「（アリスとして）最後かどうかは、自分たちでも言い切れない。大阪城ホール（10月13日）もある」と言いつつ「ひとまずの区切りじゃないですかね」と活動継続については明言しなかった。ただ「いずれは（谷村さんに）会える日が来るんですけど、もうちょっとここで頑張ろうかな」と形は変わっても名曲を歌い継いでいく意志を示した。

引用：9/18 21:30 デイリースポーツ芸能より

♠矢沢透さん

チンペイさんに最高のステージを見せたいという強い思いを語っています。

キンちゃんは「あなたがいるだけで」を歌っていました。
歌う前のキンちゃんのトークは笑いの渦でした。
歌う前に注意事項が３点。
①期待をしない　②五感を研ぎ澄まさない　③悪いところにいいところを見つけない

いざ、歌が始まると、会場内は笑いから感動の渦へと変わりました。
いつもの歌詞が途中から変わっていて、チンペイさんへの贈る言葉の歌詞へと変更していました。
決してお上手とは言えない歌唱力ですが、真心がこもったキンちゃんの歌でした。

『アリス独占インタビュー・谷村さんとの思い出の曲』として２０２４年９月１９日にフジテレビの「ノンストップ！」で放映されました。
ベーやんさんは、チンペイさんが手掛け、１９７６年にリリースされたアリス初期の名曲「あの日のままで」が想い出の１曲だと語っておりました。

 



アリス コンサート2024、次は大阪！ライブ配信も決定‼

２０２４年10月13日には大阪城ホールで追悼公演が行われます。
この模様は、wowowで生中継されるようです。

１１月は「谷村新司　TANIMURA CLASSC2018」も放送・配信あり！

まとめ

今回のコンサートは、単なる追悼コンサートにとどまらず、アリスの音楽と、谷村新司さんの存在の大きさを改めて感じられる、感動的な一夜となりました。

若い頃のアリスは力強く歌うので、元気と勇気を私たちに与えてくれていました。
メンバーがそれぞれソロ活動をしてから、チンペイさんもベーやんも優しい歌い方になり、今度は癒しを私たちに与えてくれるようになりました。
その優しさが、今回の追悼公演では心に沁みる歌声になった気がします。

アリガトウ！アリス、アリガトウ！チンペイさん！

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