南こうせつサマーピクニック2024、セトリや豪華なゲスト! 武道館ライブレポート

ライブ情報・レポート
ラストサマーピクニック日本武道館

こんにちはHANAです。

夏の風物詩として、大規模な野外音楽イベントの「夏フェス」があります。

現在、日本の4大フェスと呼ばれる【FUJI ROCK FESTIVAL(フジロック)・ROCK IN JAPAN FESTIVAL (ロッキン)・SUMMER SONIC (サマソニ)・RISING SUN ROCK FESTIVAL(RSR)】がありますが、こんな「夏フェス」という言葉がない時代に“おいちゃん”と呼ばれるフォークシンガーがオールナイトで野外コンサートをやっていました。

おいちゃんこと「南こうせつさん」の【サマーピクニックコンサート】(通称:「サマピ」)です。

長年にわたり多くのファンを魅了してきた「サマーピクニック」が2024年、日本武道館での開催を最後に幕を閉じることとなりました。

この記事では、そんな伝説のコンサートの歴史や魅力、『ラストサマーピクニックコンサート』の様子をたっぷりとお伝えします。

 

南こうせつコンサート「サマーピクニック」2024のセトリ

南こうせつさんの恒例の野外コンサートの「サマーピクニック」。
途中休みの期間などもありましたが、今年で15回目。
そして、今年が本当のラストの「サマーピクニック」ということになりました。

開演前から、熱狂的なファンの「こうせつ♪」コールが会場内に響きわたっておりました。

『ラストサマーピクニック』のセトリです!

01.あの日の空よ
02.夏の少女
03.ギターを鳴らせ
04.妹
05.歌うたいのブルース
06.男たちよ
07.Summer♪Angel
08.神田川(南こうせつ/さだまさし)
09.北の国から(さだまさし)
10.いのちの理由(さだまさし)
11.この広い野原いっぱい(森山良子 / さだまさし/南こうせつ)
12.涙そうそう(森山良子)
13.好きだった人
14.うちのお父さん
15.時は流れて風が吹く
16.栄光の架橋(ゆず)
17.夏色(ゆず)
18.幼い日に
19.君といっしょなら
20.たぬき囃子
21.男が独りで死ぬときは
22.夢一夜
23.道
24.あの人の手紙
25.マキシーのために
26.夜明けの風
(アンコール)
27.歌って笑って
28.満天の星
29.心の虹
30.あの日の空よ

観客と一緒に歌える曲が多く、モニターに歌詞が表示される楽曲もあり、誰もが歌えるよう配慮されておりました。



南こうせつコンサート「サマーピクニック」2024、シークレットゲストに驚き!

今回のスペシャルゲストはさだまさしさん
私はこのひらがなの歌手(ゆずの北川悠仁さんが呼んでた)の方のファンですが…
さださんのせいで、公演の時間がおしていたわけではありませんからね。
さださん、あれでも話は短かった方です!
時間オーバーは1曲目から2曲目にいく間の、南こうせつさんのMCが25分もあったことでしょう。

サマーピクニックで頂いたチラシ

森山良子さんと事前に発表されておりました。
とても76歳には見えない、声量もまだまだ衰えず、歌は相変わらず上手!
芸能生活57年の大ベテランの森山良子さん。
しっかり時間調整してくれました!

サマーピクニックで頂いたチラシ

 

公演が進む中、南こうせつさんが「実は飛び入りのゲストを呼んでいまして、来てくれたので紹介しますね」」と切り出し、ゆずが登場すると会場内は割れんばかりの歓声。

南こうせつさんが別のアーティストのリハーサルスタジオで偶然ゆずと出会い、今回の出演が実現したということでした。
ゆずの北川悠仁さんは、「こうせつさんの武道館公演が僕たちの生まれた年だったなんて、本当に不思議な縁を感じます」とコメント。
岩沢厚治さんも「サマーピクニックが始まったのが僕たちが6歳の頃だったので、まさか自分がこのステージに立てるなんて夢のようです」と語っておりました。
その後、ゆずは代表曲の「栄光の架橋」と、南のリクエストで「夏色」を披露。
夏色では会場内のボルテージも一気に上がりました!

南こうせつ「サマーピクニック」の歴代豪華ゲスト

フォークソングだけでなく、様々なジャンルの多彩なアーティストがゲスト出演したのも魅力でした。

吉田拓郎さん、松山千春さん、井上陽水さん、さだまさしさん、イルカさん、チャゲ&飛鳥、アルフィー、急遽結成のかぐや姫、なんと!ジュリー(沢田研二さん)やサザンオールスターズもいますね。

南こうせつ公式サイトより

名前を挙げきれないほど豪華なゲストの数ですね。

南こうせつさんの交友関係の広さ、人柄の良さが伺えますね。



南こうせつコンサート「サマーピクニック」てどんなコンサート?

ファンの方々はもう15回目ですから、説明する必要ないのですが、「サマーピクニック」を知らない方もいますので、今更ですが少し紹介します。

フォークシンガーとして活躍する南こうせつさんは、1975年の吉田拓郎さんとのオールナイトコンサート「つま恋」をきっかけに、野外コンサートの魅力に目覚めます。
その感動を忘れられず、1981年に九州で「サマーピクニック」を立ち上げました。
以来、彼は、自然の中で音楽を楽しむという理想を追い求め、数々の素晴らしいイベントを創出してきたのです。

5年前の2019年9月28日、福岡県、海の中道海浜公園にて開催された「南こうせつ サマーピクニック〜さよなら、またね〜」のダイジェスト映像でした。

当時、70歳の南こうせつさんですが、昔と変わらず優しい歌声ですね!
おいちゃん♪頑張っています!
野外会場の観客に注目すると、ほんとピクニックに来ているようなリラックスした雰囲気で音楽を楽しんでいますね。

南こうせつ「サマーピクニック」の歴史

今回の公演でも、こうせつさん本人が歴史を語っておりました。

1981年 最初は大分県の「卑弥呼の里」で開催されました、南こうせつさんは32歳でした。
悪天候によりコンサートは中止になり、観客も避難しましたが、諦めずに残っていたファンた    ちの姿を見て感動し、急遽アコースティックライブを行いました。
その場で、来年も同地でコンサートを開催し、10年間続けると宣言したそうで、今日まで続いたとのこと。
1990年まで毎年九州各地で開催されていた野外コンサート『サマーピクニック』も、その後中止されました。
2009年、サマーピクニックは復活し、群馬県嬬恋高原で開催されました。
2014年、大阪万博記念公園でも開催されました。
2019年(福岡:海の中道海浜公園)でも開催された伝説的なイベント。

サマーピクニックは、計14回(81年~90年、99年、2009年、14年、19年)開催され、2019年で一度幕を閉じています。

2024年9月 ファンからの熱いラブコールに応えつつ、ついに最終回を迎えることとなりました。

南こうせつ「サマーピクニック」がテレビ独占放送決定!

今回のライブの模様が、なんと!テレビで独占放送されるそうです!
2024年11月30日(土)午後5時より
CS放送329ch 歌謡ポップチャンネル

スカパー!なのかな…残念ながら、わが家では見れません(涙)

ラストサマーピクニックの放送のお知らせ



南こうせつ最後の「サマーピクニック」会場に日本武道館を選んだ理由

デビュー55周年を記念して開催された「ラストサマーピクニック in 武道館」は、チケットが即完売となるなど、大きな盛り上がりを見せました。
追加席も設けられましたが、多くのファンが駆けつけ、立ち見が出るほどの人気でした。
(私は南の2階席からの観覧でした)

ラストサマーピクニック会場

公演のMC時に、長年続けてきた野外音楽イベント「サマーピクニック」を日本武道館で開催した理由として、主に以下の3点を挙げていました。

天候への不安: 野外イベントは、雨天時の開催が難しく、観客や出演者に大きな影響を与えてしまう可能性があります。
(南こうせつさんと森山良子さんが一緒の時は雨の確率が高いと語っておりました)

年齢的な負担: 出演者や観客の年齢を考えると、天候に左右されない屋内会場の方が、より安全にイベントを楽しめるという考えです。

武道館への特別な思い入れ: 日本武道館は、南こうせつさんがソロの日本人として初めて公演を行った場所であり、個人的にも思い入れが深い場所だからです。

ただ、さすがに疲れてきてしまった。文字通り手作りなもので(笑)、場所決めから構成、演出、ゲスト選び、果てはゲストの送迎の手配まですべて僕が決めてスタッフに指示を出す、というスタイルを貫いてきたんです。細やかな配慮が必要で、何かと大変なんですよ。

これまでトラブルは一度もありませんでしたが、そうならないようにしてきたからだと自負しています。

たとえば会場付近にお住まいの方々に音が流れてしまうことを考慮して、福岡では事前に周辺の2~3万軒のお宅に「ご迷惑をおかけしますがよろしくお願い致します」と書いたビラをお届けするようにしていました。些細なことでも問題が生じると、話し合いの場を設けて自ら交渉もしました。

どんなに万全を期しても、当日を迎えるまで気が抜けないのが野外コンサートの現実です。鉄骨でステージを作るだけで1000万円単位のお金がかかるのに、雨が降ったらすべて水の泡。天気予報をチェックしながら、ハラハラドキドキ。これが精神衛生上もっともよろしくないです。(笑)

引用:婦人公論.jp 2024年8月23日インタビュー記事より




まとめ

「サマーピクニック」は、単なる音楽イベントにとどまらず、人々の心を繋ぎ、感動を分かち合う場でした。

南こうせつさんの熱い思いと、参加者たちの熱狂が織りなす、特別なイベントでした。

一番の魅力は、大規模なイベントでありながら、手作り感あふれる温かい雰囲気で、アーティストとの距離が近く、生の音楽を肌で感じることができ一体感を味わえることです。

アンコール最後に1曲目に歌唱した「あの日の空よ」を会場全員で歌唱しましたが、会場内は「ありがとう!」の声が飛び交っておりました。

観客との一体感が生み出す感動は、南こうせつさんにとって忘れられない経験となったみたいです。

「ラストサマーピクニック」は、これからも多くの人々の心に残り続けるでしょう。

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